お子様はスマホを毎日何時間使っていますか?

1時間は当たり前で、2時間、3時間はザラ。中には毎日4時間以上、休日は7時間以上という強者もいる時代です。

 

日々、生徒を指導しておりますと、大きく2つのタイプの生徒がいることがわかります。1つは習ったことを忘れずに宿題の正解率もよく、次回の授業ではどんどん先に進める生徒。そしてもう一つは習ったその日は問題演習も問題なく進めているのに、宿題の正解率が低く次の授業でもう一度教えなおさなければならない生徒です。

 

もちろん、生徒さんには得意・不得意や、好き・嫌いもあり、同じ授業を受けても理解度には差があることも否定はしませんが、学習したことをまさに「きれいさっぱり」忘れてしまう不思議な現象が発生することがあります。そのような場合は無理に先に進まず、もう一度知識・解法をインプットしてから改めて問題演習に取り組みます。

 

最近、塾で「きれいさっぱり」な状態の生徒に出くわした際には、必ずこのように質問しています。

 

「昨日、スマホとゲーム、あわせて何時間やった?」

 

生徒の答えですが、2時間未満の生徒は一人もいません。平均で3時間、特に多い生徒は平日5時間休日8時間、といった状況です。

 

最近、「スマホ脳」というタイトルがついた書籍がベストセラーになっていることからも、子供に限らず大人にもスマホの使い過ぎが脳に悪影響を与えていることがわかってきました。具体的には、毎日1時間以上スマホやゲームをすることで、脳は情報を処理しきれなくなり「脳疲労」の状態となります。その結果、灰白質(かいはくしつ)と呼ばれる部分が委縮します。灰白質は小学生から中学生にかけて大きくなっていくものですが、スマホ・ゲームをやりすぎている人は小学生の大きさのままだそうです。

 

また人は年を取って老人になると灰白質が委縮することで認知症になります。認知症は記憶障害が起こることは皆さんご承知の通りです。スマホの長時間使用によって灰白質が委縮すると、若年層であっても記憶に悪い影響を与えることは想像に難くありません。

 

今後、研究が進むとなぜスマホの長時間使用が学力を低下させるかの仕組みが解明されると思いますが、スマホの使用時間の制限を設けず子供任せにしていて、お子様が毎日長時間使用していて「深く思考する」習慣が欠如し、その結果成績が低迷している、勉強しているのに成績が上がらない、というご状況でしたら、一刻も早くスマホの使用時間を1日1時間以内に制限されるようお子様とお話し合いをなさることをお勧めします。

 

勉強はちゃんとやってるんだから、スマホくらい自由にやらせてくれ、という生徒さんにはこう伝えいています。

 

「無駄な努力になってしまうけど、それでいいのかな?」 

 

 

インターネット依存度テスト(久里浜医療センター HPより)

https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/screening/iat.html

 

スマホの使用過多による脳(灰白質)の未発達について

https://toyokeizai.net/articles/-/403770

 

インターネットの脳への影響と「適切なつきあい方」

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1411.html



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〒362-0074

上尾市春日2-2-2 2F

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