中3生はこの夏、ほぼ全員が毎日塾に来て、集中して学習を進めています。今日はその中の一人、A君の頑張りについてお知らせします。
A君は数学に苦手意識があり、「このままだとたとえ希望の高校に進学できても、数学の授業についていけない」という危機感をもって入塾しました。そのため入塾後はほとんどの時間を数学の復習に充てています。
1学期の期末テスト終了後から始めた、マイウェイ名物、全単元復習カリキュラム「数学マラソン」では、いよいよゴールが見えてきました。スタート当初は、計算問題でもミスが多く、1年生の最初までさかのぼって、何度も何度も練習をして、1学期にてこずった展開・因数分解、平方根の計算まですらすらと解けるようになりました。すっかり自信を取り戻したA君は、その後、関数や図形も積極的に取り組み、現在、証明問題まで進んでいます。残すは資料の整理と確率、作図のみとなりました。
9月4日の模擬試験で絶対に結果を出すんだ!という目標があることももちろんですが、A君の粘り強い努力なしにはここまでたどり着けませんでした。
さらに驚くのは、塾に来ていない時間や土日に、数学以外の4科目をしっかりと学習できていることです。苦手科目の克服だけではなく、得意科目の復習も並行して進めることができているのです。
この夏のA君の頑張りには、私自身、とても勇気づけられました。「人はここまで頑張ることができるものなんだなあ」と思わずにはいられませんでした。ですから、私は、苦手科目の復習を後回しにしている他の受験生にA君の頑張りを伝えて、奮起を促しました。そうしましたところ、遅れ気味になっていた科目の学習のペースを上げる受験生がどんどん出て来て、毎日、ものすごい集中力、緊張感の中で学習を継続しています。それが下級生にも伝播して、つられるように頑張っています。
県立入試まで、まだ194日あります。A君はじめ、受験生が息切れしないように見守りながら、全員の志望校合格を信じて、受験生に負けないよう全力で指導していきます。
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