子どもに つい「 勉強しなさい」 と言ってしまうお母様へ

【保護者面談、三者面談より】

先日、面談のご案内をさし上げまして、早速多くのご家庭よりお申し込みをいただきお話しさせていただいております。
ご相談内容の多くが、
・お子様の勉強時間が足りないのでは・・・？
・言われないとやらない
・ゲームやスマホを手放せない
・強制的に多量の宿題を課してほしい
といった内容です。

私自身も含め、子どもが親の期待以上に勉強している、という悩みは残念ながら皆無です。
概ねお子様を注意する役割をお母さまが担っておられますが、反抗期真最中のお子様の場合、ひとこと言うと、「うるせー」などの暴言を吐いたり、ふてくされて部屋にこもったり・・・という状況が非常に多くなっております。

当塾の方針の一つとして、できるだけ強制的に勉強をやらせることは避けたいと考えております。
理由は、強制されてやる勉強は、知識の定着率が悪いからです。また、今後の長い人生では主体性を持って生きることが幸せにつながると考えており、またそのようなお子様ほど成績も伸びています。
従いまして、自分の意志で勉強をするようにお子様を導いてゆくように心がけて指導にあたっております。宿題もできるだけ自分で決めさせています。

一方で、お母さまからは「私が言わなければ、誰が言うの？」、「自分が困るだけならともかく、他人に迷惑をかけそうなときは言わざるを得ない」とのお声もたくさんいただいております。
それは当然のことだと思いますので、基本的には、お子様を信用し、絶対的な応援者だよという姿勢さえあれば、言うべき時は躊躇することなく言うということでよろしいかと思います。

逆に、保護者様の思い通りにお子様がやらないときはすべて厳しい口調で注意をなさっていたり、必要以上に自由度を奪っている場合、それはしつけの範囲を超えて親子間のハラスメントとなる可能性があります。
ハラスメントを受けた子供は、自分が親になった時に同じことをしてしまうという連鎖につながるとも言われております。

正解のない問題かもしれませんが、それぞれのお子様にとっての幸せとは何かということを念頭に置きながら、また保護者様のお悩みに寄り添いながら、日々の指導にあたって参ります。
まとまりのないお話で申し訳ございません。