埼玉県の高校入試制度は、公表されているものと、水面下で行われる個別相談があります。そこを知らないまま受験を迎えますと、お子様にとてつもなく不利な状況を招きますので、保護者様の責任は重大です。
ここでは、埼玉県公立高校入試がどのように行われるのか見ていきましょう。
【2021年度入試日程】
2021年 | 2月15日(月)・16日(火) | 入学願書等提出期間 |
2月18日(木)・19日(金) | 志願先変更期間 | |
2月26日(金) | 学力検査 | |
3月1日(月) | 学校・学科・コースにより実技検査、面接 | |
3月8日(月) | 合格発表 |
【選抜内容】
≫選抜は「学力検査」と 「調査書」を中心に行われます。(面接や実技検査を実施する高校もあります。)
◆学力検査
5教科(国数社理英)の学力検査が実施され、各教科100点満点です。また、英語でリスニングが行われます。
2017年度からは、学校により、問題の一部に応用的な内容を含む学力検査(「学校選択問題」)が実施されています。
学力検査で特定の教科を2倍にして選抜する傾斜配点が、高校・学科・コースにより実施されます。
≫選抜では、右の図のように「学力検査の得点+調査書の得点(+面接または実技検査を実施する場合はその得点)」の合計で、得点の高い人から合格が決まります。
また、選抜には第1次選抜、第2次選抜(高校により第3次選抜まで)という段階が設けられ、選抜段階ごとに学力検査・調査書の得点の重みのつけ方に差を設けることができます。この得点配分についても、「選抜基準」で公表されています。
○埼玉県公立高校入試情報の詳細を、埼玉県高校教育指導課のホームページで確認しておきましょう。
・埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報
○埼玉県立総合教育センターのホームページ(入試情報のコーナー)では、過去の学力検査問題もチェックできます。
2017年度入試から、学習の成果が測れる問題を増やしていくことを目的として、英数の2教科は、基本的な出題を増やし正答率の低い問題が減らされました。
ただし、上位の学校については、正答率が高くなりすぎて、かえって差がつきにくくなってしまうため、難易度の高い『学校選択問題』を、学校の判断で実施しました。
「学校選択問題」を実施する上位校と、その他の高校では受けるテストが異なってくるために、テストの違いに合わせた学習をする必要が生まれます。
そのため、早い段階で志望校を考えて、学習をはじめる必要があります。
英数の出題レベルの高さから学校選択問題の実施校を敬遠する動きもあると予想されますが、多くは倍率の高い人気校で、極端な倍率低下はないでしょう。
また、入試得点に差が出ることで、今までは内申点から安全圏といえた生徒に関しても、入試に向けた対策を十分に行う必要がでてきます。
学校選択問題実施校はどちらも、内申点よりも入試得点を重視している学校であり、より差のつきやすい入試によって、内申を入試で逆転する合格が増えます。
2021年度入試
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