テストのたびに成績が上がる人、周りにいませんか?
とても羨ましく思えますよね。
でも、どうして毎回のように成績が伸びたり、高得点を維持できるのか、具体的に考えたことはありますか?
そこを冷静に分析して、同じようにまねてやってみることであなたの成績も頑張った分だけ上がって行くようになります。
成績を伸ばすために必要なポイントは3つ
(1)同じ失敗を繰り返さない
(2)テスト勉強は毎回進歩させる
(3)いちいち気合を入れない。勉強を習慣化させる
普段勉強していて、最初から全問正解の生徒はいません。
多かれ少なかれ、全員がミスをします。
問題はその先です。
・ミスの原因が何だったのか確認しましたか
・その場で覚えてしまおうという努力はしましたか
・そして本当にミスをせずに解けるかどうかのチェックをしましたか
これらがとても大切です。
ミスの原因をわからないまま、答えを写すだけですとまた同じミスを繰り返す可能性が高くなります。
ミスをするたびにそのミスに真正面から向き合い、自分のミスの癖を把握することで同じミスの繰り返しを減らすことができます。
自分の中で完全に「わかった!」状態にするために、解説を熟読する、解説動画を見る、講師に質問する、これらのことを必ずやってください。
また、暗記系の教科の場合も、覚えていなかった語句をその場で問題とセットにして何度も暗唱したり、目をつぶって頭の中でつぶやいたりして、その場で完全に覚えてしまおうという努力をしていますか?
その場で覚えられないものを、テストのときに思い出すことはできません。残念ながら人間の脳は基本的には忘れるようにできています。ですから、忘れても忘れても何度でも覚えなおすという地道な努力なしには暗記はできません。
これでちゃんと覚えなおした、解き方が分かったと思っても、上述の通り、悲しいかな人間の脳は忘れます。
ですから、ちゃんと覚えた状態が続いているかどうかをチェックする必要があります。
それがワークの繰り返しです。
テスト前にワークを1回しか解いていない場合、覚えているのか、忘れてしまっているのかがわかりません。
「大丈夫だ!ちゃんと覚えている」ということをチェックするために時間のある限り、ワークを繰り返してください。
繰り返す回数が多いほど、知識は長期記憶化しますので、中3で何度も受ける模擬試験(北辰テスト)でも高偏差値を取ることができ、志望校合格がグンと近づきます。
成績が伸びていく人は、前回の反省点を確実に実行し、テストのたびに勉強の中身がグレードアップしていきます。
一方、点数が思うように伸びない人の特徴として、テスト前の勉強の中身が進歩しない、毎度同じ反省を繰り返していることが挙げられます。
テスト後の振り返りシートで例えば「授業中に配付されるプリントから多くの問題が出題されていたので、次回はちゃんとチェックする」と書いたとしましょう。成績が伸びない人は「そこから出題されると分かっていたのに、結局時間がなかったのでやりませんでした」ということが大半です。そしてまたテストの振り返りシートに「授業中に配付されるプリントから多くの問題が出題されていたので、次回はちゃんとチェックする」と書いています。要するにやるべきことがわかっているのに、結局やらないということがずっと続きます。
やるべきことがわかっているのですから、そのうちの1つでも2つでも実行してみることが大切です。
では、わかっているのにやれないのはなぜでしょうか?
ほとんどの生徒さんは成績を上げるためにやるべきことはわかっています。
しかしながら、成績が伸びない生徒さんは「わかっているけど、できない」状態が長く続きます。
様々な誘惑に負けてしまい、勉強をあと回しにして、結局テスト前だけ頑張っても時間が足りずにやりきれない、というパターンではないでしょうか。
(後回しにしていることが最もわかりやすいのは、期末テストの時の副教科が「ノー勉」の人です。)
では「やり切る」ためにはどうしたらいいのでしょうか?
「気合を入れればいいと思います!」
違います。
もちろん、時には気合を入れることも大切ですが、「気合を入れる」には非常にエネルギーを必要とします。
勉強するたびに気合を入れなければならなのでは、疲れてしまい長続きしません。
気合を入れなくても勉強するようにしなければなりません。
そのためには、時間を決めて、生活リズムの中に組み込むことが求められます。
例えば、朝起きたら、顔を洗い、朝ごはんを食べて、歯を磨きます。
そして時間になれば靴を履いて登校します。
授業が終わったら部活に参加するし、帰宅したら塾に行っていますよね。
夜寝る前にはお風呂に入り、また歯を磨きますよね。
土日の部活も時間に間に合うように行きますよね。
それらをやるのにいちいち気合を入れていますか?
気合など一切入れずに、時間が来たらやっていませんか?
将来〇〇になりたい、〇〇高校に行きたいなどの大きな目標は必要ですが、日々の勉強をやるのにいちいち気合を入れないようにすることが必要です。
つまり勉強も歯磨きと同じように、決まって時間になったら着手するようにしましょう。
例えば平日は21時から22時までは「勉強の時間」と決めて、やる気があってもなくても、気分な乗っていようが乗っていまいが、必ず机に向かう習慣を定着させてみてください。
親に「勉強しなさい」と言わせないためにも、自分で勉強する時間を決め、それ以外の時間は堂々と休んだり遊んだりするように、自分で時間を決めて時間をコントロールできるといいと思います。
毎年マイウェイでは、部活動引退後の中3生の多くが通い放題コースに変更するのは、「塾に行くことを生活リズムに組み込み、気合を入れなくとも机に向かうため」です。なかなか自分ではコントロールできないと思う方は、上手に塾を活用してみてください。