「進路」について

最近中3生と進路について話をする機会が増えています。「北辰テストの結果、○○高校はA判定だった!」「1学期の通知表で5教科合計で20を取れれば、△△高校の推薦基準を満たして、確約を取れるぞ」など、生徒は自分の志望校について日に日に真剣に考えるようになってきています。

ところで、学校や塾では「進路指導」と称して志望校、進学先についての相談をいたします。もちろん、どちらの高校に行くかについてはとても大切な選択です。しかし、本当の「進路」とは高校や大学のことだけではありません。大げさに言えば、80数年の人生をどのように歩むのか・・・。これこそが本当の進路だと考えます。中3生は早ければあと4年、短大卒で6年、大卒で8年後に社会に出ます。学校卒業後に数十年続く一般社会での生活をどのように過ごしていきたいのか、自分の能力を最大限に活用して活躍できるのはどの分野なのか・・・。これを一緒になって考え、悩み、教師・講師が生徒にアドバイスすることこそ、本当の進路指導だと考えております。

保護者様にも生徒にも常々お伝えしておりますが、これからの時代、ロボット・コンピュータ・人工知能の発達により、従来、人がやっていた仕事がどんどんなくなっていくことが予想されます。そのため子供達は本当の意味での進路を描きづらくなっています。考えれば考えるほど、この先がどんな未来になっていくのかが分からず、なりたい職業がいつまであるのかもわからなくなり、思考は袋小路に入ってしまい、ついには思考停止状態になります。思考停止状態になりますと、「とりあえず自分の偏差値に見合う高校に行っておくか・・・」、「とりあえず勉強しておかないとまずいのかなあ」、「勉強も部活も先生の言われたとおりにして、内申点を稼いでおくことが一番無難だ」となり、受け身の姿勢がしみついてしまいます。

 

生徒の人生は生徒自身のものです。周りの大人は助言はできますが、子供の人生を決定することはできません。また、親が子に願うのは、最終的には「幸せな人生を歩んでほしい」ということではないでしょうか。私は「生徒にとっての一番の幸せとは何か」を常に意識して、保護者様とともに真の「進路指導」の一端を担っていく所存です。

 

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