【成績の上がる生徒と上がらない生徒の違い】

塾に通わせるのは、成績を上げるためです。
前回、ご報告いたしましたように、「なぜ成績を上げておいたほうが良いのか」を親子間で話し合い、お互いに納得しておいたほうが望ましいですね。
次のステップとして、成績を上げたほうが良いと子どもも納得してくれたのに、その後も成績が上がらないことがあります。
それは、勉強の仕方、取り組むにあたっての気の持ちように問題があるからです。
日ごろ多くの生徒を指導させていただく中で、私なりに気が付いていることを列挙いたします。

成績を順調に上げる生徒の共通点
→「わからないことをわかるようにする」ためにどうすべきかを常に考えて、行動に移しています。具体的には

・すららのレクチャーやドリル、小テストの解答解説を面倒くさがらずに丁寧に読み、自分の言葉に変換してノートに書き留めている。
・正解した問題でも手を抜かずに同じように解答・解説を熟読し、少しでも得るものがあればノートに書き留めている。
・定期テストや模擬試験が終わった後に、必ず勉強方法についての振り返りをしますが、次のときにはしっかりと修正して、同じ過ちを繰り返さない。テスト後の反省点・改善事項は毎回レベルアップする。
・勉強方法、ペース配分について常に見直して、改善している。
・面倒だけれども、必ずやらなければならないと思っていることを先延ばしにせず、真っ先に取り組む。出来が良くなかった場合に、自主的に繰り返し学習をしている。
・熟考しても正解、解法が思い浮かばない場合に、適度な時間で切り上げて、解答解説を見て理解することを優先する。その上で、後日、もう一度自主的にその問題の解き直しを行い、「自分の力で解ける」状態に必ず到達する。
・わからない問題は必ず質問し、解説している途中で、解き方が分かった時に「あとは自分でできそうなので、もしわからなければまた質問します」と言って、できる限り自分の力で解こうとする。
・目標を「必ず達成するべきもの」としてとらえており、達成するためにはどうすべきかという、ゴールから逆算して行動できている。

 
成績が上がらない生徒の共通点
→「わからないことをそのままにしている」、「優先順位を間違えている」、「わかるための勉強ではなく、単なる作業になっている」

・すららのレクチャーをいい加減に聞いている。じっとして聞いたり、まめにノートを取ることがいやで、鉛筆も持たずに頬杖をついて聞いている。最悪、そのまま居眠りしている。下を向いて爪をいじっている場合もほとんど身についていない。
・解答・解説をしっかりと読まない。当然、正解した問題の解答解説はすべてスルーしているので、それ以上の進歩がない。不正解の問題でもノートを取らないどころか、最後まで聞きもせずに「次へ」ボタンを押してしまう。
・家で毎日勉強しない。
・塾でわからないことがあった場合に質問せずに、「もう一度、家でやってきます」と言って早く帰ることを優先している。結局、家でもう一度やることはない。
・数学で、答えが出た後に、途中式や筆算を消してしまうため、見直しができない。
・狭いスペースにごちゃごちゃ計算しているため、計算ミスが非常に多く、見直してもミスを見つけられない。自分のミスの癖を把握できないので同じミスを繰り返す。
・あれこれと手を出し、一つのものを繰り返して正解率を上げるという勉強法を避けたがる。
・勉強を始める前に、時間内で終えるべきものの優先順位を考えずに始めてしまい、かつ、どこまで終えるのか目標も定めずにダラダラとやっている。
・取り返しがつかないほどの勉強の遅れ(=勉強の借金)があることの重大さに気が付かず、部活とスマホとゲームにだけの毎日をエンジョイし、勉強をしないため日に日に借金が増え続けている。
・常にできなかったときの言い訳を考えている。そして、その原因はすべて自分以外のものとし、他責の傾向が非常に強い。
・わかろうとして努力してもわからないときに、質問しない。

次回は、「成績を上げることだけが人生のすべてではない」をテーマにお伝えします。

 

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