テレビやゲームは勉強に悪影響を及ぼすか?

マイウェイではすららネット社と慶應義塾大学の中室牧子准教授との共同研究に協力しています。
研究内容は、すららをどのように利用して学習すると成績が上がるのかを、膨大なデータをもとにして科学的に分析するもので、今回は「今夏のすららカップにおいて、チームと個人では学習にどのような影響を及ぼすか」が具体的な調査内容となっております。
その中室先生が6月に出版した書籍「学力の経済学」より、世界の研究から導かれた興味深い研究結果をご紹介いたします。
(当塾の生徒さんがイメージしやすいよう、具体例を若干変更しています)

 

●「テストで良い点を取ったらご褒美」と「すららで30ユニット進めたらご褒美」ではどちらが点数が上がるか?
→統計学的には、「すららで30ユニット進めたらご褒美」というインプット学習、努力のプロセスを評価したほうが成績が上がります。
また、プロセスを評価する場合、ご褒美は時間をおかずにすぐに与えることにしたほうが、より一生懸命に努力できます。
努力に対してご褒美をあげることにしておきながら、結果が悪かった場合はご褒美取り消し・・・などというやり方は子供の努力する意志を喪失させる可能性があります。
同時に正しい努力の仕方をしっかりと教えることが非常に重要になってきますので、マイウェイでは学習のやり方・優先順位については特に注意しながら、毎日の指導に当たっております。
ほめ方も、「頭がいいのね」というのではなく、「よく頑張ったわね」としてください。能力をほめることはやる気をむしばむ可能性があります。

 

●そもそもご褒美で釣るようなやり方は、子どもの勉強に対する興味、楽しさを失わせないか?
→ご褒美で釣ったからといって、「勉強が楽しいという気持ち」が下がることはありません。

 

●ご褒美はトロフィーのようなモノとお金のどちらが良いか?
→小学生にはトロフィーのようなモノのほうが効果的。中高生以上はお金のほうが効果的です。

 

●テレビやゲームは勉強に悪影響を及ぼすか?
テレビやゲームをやめさせても、勉強時間はほとんど増えません。
勉強時間を増やすには、時間を決めて行動させることが大切です。

 

●「勉強しなさい」はエネルギーの無駄遣い
「勉強しなさい」と言っても子どもの学習時間の増加には効果がありません。
特に母親が娘に対して言う場合は逆効果になっています。
勉強時間の増大に効果的なのは、「勉強を見てあげる」、「勉強する時間を守らせている」という、親が何らかの犠牲を払わざるを得ないような手間のかかる関わりのほうが、効果が高いです。
この関わりは、同性同士(母親と娘、父親と息子の組み合わせ)のほうが効果が高くなります。親が仕事で家にいないことが多い場合は、祖父母や兄姉など、その他の同居者がかかわることで親と同等の効果があることが分かっています。

 

上記の研究結果は、全体的な傾向ですから、すべての生徒さんにあてはまるわけではありません。
しかしとても興味深い内容ですので、続きは次回に・・・。

 

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